Dainite Sole
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本日はダイナイトソールについてのトピックスです。
ダイナイトソールはイギリスのハルボロラバー(Harboro Rubber)社が、この会社の工場がかつて昼も夜も忙しく稼働していたのに起因する”Dainite”のブランド名で製造するもので、イギリス靴のラバーソールとして良く見るデザインです。
原型の登場が100年余り前の1910年で、今日でも当時とほぼそのままの形状で製造されています。底面に施された幾つかの円い凹凸でグリップ力を与える形状から「スタッデッドソール(Studded Sole。 “Stud”は英語で「鋲を打つ」とか「点在させる」の意味)」なる正式名称を持っているのですが、このブランドを代表する底材としてあまりに有名であるが故、もはや「ダイナイトソール」なる俗称の方が通りが良くなっています。
側面からはその凸凹が見えないように仕上げており、内羽根式の靴やデザイン次第ではスリッポンにも違和感なく装着できるが故、確かに雨用のドレスシューズの底材としては最適なものの一つでギザギザが少ない分、泥などの除去を行い易いのも長所です。